惨事

病を得たり!

闘病と処女(いま関係ある?ってこと)

今日はめちゃくちゃ落ち込んでいる。子宮頸がん検診をやったのにうまく行かなかったから。自分がセックスをしていないせいで普通の人ができる検査すらできないのかと沈んでいる。

そもそも今、入院をしている。すっごい変な病気(奇病~!!とIKKOさんが頭の中で叫んでいる)が見つかって治療をしているためである。薬の副作用がどう転ぶかわからず、しばらく普通の生活はできなくて病院で暮らしている。仕事も休んでいる。

いろんな病気のリスクが高まっているから、各科で見てもらいましょうと言われて様々な科でガラガラ点滴を引きずり検査を受けている。
CTとったり、MRIとったり、その途中でいろんな病の萌芽が見つかり、疑惑の総合商社状態である。わたしは鈴木宗男……。

今日は婦人科に呼ばれた。子宮頸がん検査、子宮体がん検査、直腸エコーしましょう。前二つは膣から取りますとの言葉。
直腸は大腸カメラやったことあるからいけるけど(そもそも25で血便を出して大腸カメラ行きになるな)、膣って何?

何を隠そう処女だから、膣という存在をご実感したことがないのである。痛いんか……?痛そう何か痛いって聞いたことある。

もちろん、先生はちゃんと説明してくれたので全く悪くない。細いからそんな痛くないよ、処女ならちゃんと細いので取るよ、と言ってくれたし。
でも結果は惨敗。やっぱ異物じゃん…と思ったら緊張して一番小さい鉗子でも入らなかった。

まあ性交渉していなきゃ頸がんリスクは低いから……エコーはできた訳だし……と婦人科の先生から慰められて帰還。

病室にかえってきたら突然落ち込んじゃって、ずっとグルグルしていた。
こんな細いのも入らないんじゃもうセックスなんて無理じゃないかとか、今までお付き合いした人とヤッておけば良かったのかなとか、本当にガンのリスクはないのかなとか、もうダメダメだった。

そのうち、他者とかかわることの下手くそさへの寂しさや自己嫌悪まで出てきて沈みまくりである。婚活だって漠然と一人で死にたくないし、病気の同意書書いてもらえる人がいなくて困るのがいやだったから、入院になるまではしていて、いい感じになっている人だっているけど、こんな自分じゃダメでは?とも思えてきている。

あとから主治医に会い、婦人科痛くて出来なかったんですね、と言われ、処女であることが思い出されて恥ずかしくて無理になってしまった。

まあ、この沈んだ気持ちだって元々の治療薬のせいかもしれないし、入院という慣れない環境のせいかもしれないけど、なんか無理は無理だったので恥を忍んでブログにした。

世の中の処女の人たち、どうやって検査を乗り越えているのか教えてほしい。助けてという気持ち。いうてガンは怖いので、来年は処女だろうがなんだろうが、ちゃんと頸がん検診もリベンジしようとは思っています……。あと人間ドッグにも行きます……。